デリスー2キャストインタビュー〜中三川雄介〜


今回のデリスー2キャストインタビューは、
主人公、黒木四葉の助手、伊田正宗役の
中三川雄介さん(レティクル東京座)です。

 

 

少しダークな四葉を側で支える、明るい片腕として
大活躍してくださいます。

インタビューは文章でたっぷりといただきました!
ぜひご覧くださいませ。

 

【DS2について】

Q. 台本を読まれての印象・ご感想を教えてください。

A. ありそうなで無さそうな?無さそうでありそうな?
不思議な世界観の物語だと思いました。
自分の周りの日常と非日常の境界線を行ったり来たりする
稽古の日々を想像して、今から稽古がとても楽しみです!

 

Q. 伊田正宗という役について教えてください。

A. デリバリースーサイドで働く、黒木四葉さんのアシスタントです!明朗快活!といった感じで、明るく真っ直ぐで素直な人だなあと思います。

 

Q. 継続キャラクターで主人公の助手、という人物ですが、キャラの印象はいかがでしたか。

A. 僕は普段どちらかと言えば、陰と陽の陰のキャラクターを

演じさせて頂くことが多く、明るい人物であっても
どこか影があったり別の一面を持つ役を演じる事が多かったので、
明朗快活な伊田正宗さんを演じさせて頂くのがとても新鮮です!

自分と役との重なる所や違う所を探りながら、
自分らしい伊田正宗さんを演じさせて頂きたいです。

 

Q. こう演じたいというお考えがあったら教えてください。

A.演じさせて頂く身で言うのは恥ずかしいのですが、
ほんと可愛いなあ正宗さん…!と思う瞬間がたくさんあるので、
お越し頂く皆様にも愛される人間になれたらと思います。
また、一見正反対な四葉さんと一緒に仕事をしている意味、
正宗さんの信念を脳みそ振り絞って考えてゆきたいです…!

 

Q. 正宗は、実際のご自分とは近い?遠い?

A. 遠い…かもしれないです。
僕もわー!ぎゃー!となる時は多々ありますが、
いつも自分の中のどこかにひねくれ者がいるので素直な正宗さんを
見習わなきゃと思います…笑

 

Q. DS(デリバリースーサイド)のような、本人から自殺処理を請け負う業者が今後現実に出てくると思われますか?

A. 今は様々な機械や人工知能が発達して、人間がやっていた仕事が
どんどん機械に変わりゆく時代になっていますが、
いろんな物が発達しても人間の生や死に関わる仕事って
なくならないんじゃないかなあと思います。
お宮参りをする宮司さんやお葬式をするお坊さんとか。

単純な考え方ですが、仕事も減って味気なくなった世の中では、
むしろDSのような仕事は機械に囲まれた時代になればなるほど、
需要ができてしまうのではないかと思います。
自らの死という選択を何か尊いとか重要とかいって
人間ができる商売のひとつとして確立されしまったりしたら……
怖いし嫌ですね、そんなの。

 

Q.知り合いがDSのような仕事をしだしたらどうされますか?

A. それもまたその人の選択、信頼している人であればその人の人間自体を否定したくはありませんが、もしその人の仕事の対象が自分の知り合いとかになったりしたらちょっと冷静ではいられないかもしれないです。

 

Q. DSという存在に対して、賛否を言うとしたらどちらでしょう?

A.賛成ではないです。生きていればどんなにしんどい時も、何かひとつくらいは良い事があるんじゃないかなあと思ってしまいます。

 

【中三川さんご本人について】

Q.役者を始められた動機をお聞かせください。

A.中学生の頃に学校行事で生徒会による劇をやったのが一番のはじまりでした。その時には役者をやりつつ劇全体の代表者を務めたのですが、
もうめちゃくちゃしんどくて、やることも考える事も山積みで二度とやるか!
って思ってたのですが、本番が終わり振り返ってみると、
めちゃくちゃ楽しかったなあ…となってしまい
「なんだこのクセになる感じは…!またやりたい…!」
と思うようになりました。

しかし、その時は本格的に役者を目指そうとは思い至らず、
普通科の高校に進学し普通に勉強して大学に進学、
とありきたりな人生の流れに乗りに乗りました。
入学した大学は演劇が活発だったので、5〜6年前の事を思い出し学内の
演劇サークルに入ったところ、自分でもびっくりするくらいのめり込んで
しまい、ずっと表現する事をしてゆきたいと思い今に至ります。

 

Q. 演じていて最も充実を感じるのはどんな時でしょうか。

A.舞台の上では自分じゃない自分でいられるのが好きです。どんな人になっても良いし、普段は口下手な僕ですが、役を通して台詞を通して自分をとことん表現できるので、演じる事がやめられません。

また、お芝居はひとりでできるものではないと思っているので、共演者の方々やスタッフの皆様と作り上げて行く中で、自分の呼吸と相手役の方の呼吸が重なったり、脚本の文字が自分の口から出る音になっていったり、音響や照明、舞台と結びついてそこにひとつの世界が出来上がってゆく瞬間がとても素敵で楽しくなります。

 

Q.やってみたことのない役、また今後演じてみたい役はありますか。

A.陰と陽でいえば陰の役を演じさせて頂く事が多いので、
飛びっきり明るくて爽やかな役をやりたいです。
また普段の自分と逆で、感情の波が激しい役を演じてみたいです。
あとは、狂った役とか、変人奇人みたいな役とかどんどんやりたいです笑

 

【最後に】

Q.ご観劇のお客様へメッセージをお願いします!

A.インタビューを最後までご覧頂きありがとうございます!
素敵な方々に囲まれて、デリバリースーサイド2という作品に関われる事をとても嬉しく思います。

この思いが少しでも多くの皆様に届けばと思ってます、
ぜひ観に来てくださいね!おたのしみに!
劇場にてお待ちしております!!

 

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